■ ブリ−デイングの定義 ■
【インブリ−ドとラインブリ−ド】
CFAオールブリード審査員 新井熙子氏・寄稿
Persians Cattery Tiffanyland
猫の繁殖を始める時、まず猫の種類を選択したら出来るだけ多くの情報を集めて、その種類の猫を繁殖しているブリ−ダ−の中から、自分が目指す猫に近い猫を繁殖している人を見つけて仔猫を手に入れましょう。

最初は雄猫の方が懸命です。牝猫が半年ほど後から来れば、その牝が10ヶ月くらいの頃にシ−ズンが来れば自然な形ですんなり交配、、、と言う形が出来上がります。

最初のペア−の組み合わせが理想的なラインであれば苦労は無いのですが、素人がただ見た目で選んだ組み合わせは、まるで違うラインであったり、その反対に異母兄弟だったりします。
アウトクロスの場合は、両親がどんなに素晴らしい猫同士からでも、思っても見ないペットタイプの子供が生まれてくる事があります。特にペルシャのような無理な形に作り上げた猫は、崩れ方が大きいようです。ペルシャの概念から見れば大きな崩れ方に思えるのですが、自然に返った健康的な猫が出来たのでしょう。これも大切な事なのです。

CFAの頭脳といわれたW.トンプソン氏は、1度アウトクロスしたら3代インブリ−ドとラインブリ−ドを繰返しても良いと、教えてくれました。
インブリ−ドとは親子の交配です。息子を母猫に掛け戻したり、娘を父猫にかけたりする事です。
このやり方はあまり頻繁にすることはお勧めできませんが、このやり方で繁殖して見ると、猫たちが持っている遺伝子が強調されて出てくるので、良いものも悪いものも、自分の猫に関して知る事が出来ます。
例えばその猫に心臓病の遺伝があればそれが、かなりな確率で出たり、キンクの遺伝子を持っている猫もはっきり出てきます。もし決定的にだめな遺伝子なら早くそのラインはあきらめた方が良いでしょうし、長く苦労を引きずるより賢明です。

ラインブリ−ドとは血統書を見て、祖父母の4ラインの内のひとつが重なっているとか、もっと上の1/8が同じ猫が入っているような場合です。猫の繁殖には1/4くらいが理想的なラインブリ−ドといえるでしょう。
3代くらい同じライン同士を繰返したら新しいラインの雄を入れれば、又アウトクロスからやり直しですが、新しいラインのメスを入れて自分のラインで作った3代目くらいの雄と掛け合わせれば、それから生まれた雄猫は、理想的なラインの種雄として全部の猫に使う事が出来ます。
また計画的に3代くらいラインブリ−ドとインブリ−ドを繰返した猫をアウトクロスに使った場合は、かなり遺伝力が強く、あまり崩れが大きく出ません。オスとメスが逆の場合も同じです。
この法則が全部の猫に同じに当てはまるかどうかはわかりませんが、あとは確率の問題でしょう。



■他の種との交配(アウトクロス)が許可されている猫種■
新しく固定された猫種で血統プールが少ない場合などには、
極端なインブリードによって健康を損なう事をさける為、
ドメスティック・キャット(雑種猫)や他の純血種との交配が許可・奨励されているものがあります。

CFAでは、血統猫の繁殖・交配方法において、以下のような基準があります。
ここに記載のない猫種は同種以外との交配は、ミックス(雑種)と見なされます。
純血種同士の猫種が違う両親の交配から産まれた子猫は純血種ではありません。御注意下さい。
 ※チンチラ×アメショー=ミックス(雑種)です。

●アメリカンカール
ドメスティックなロングヘアーとショートヘアーの猫。
2010年1月1日以前に生まれた子猫に対して認められる。

●アメリカンワイヤーヘア−・・・アメリカンショートヘア−

●バリニーズ・・・・・・・・・・サイアミーズ

●ボンベイ・・・・・・・・・・・ブラックアメリカンショートヘア−、セーブルバーミーズ

●カラーポイントショートへア−
サイアミーズ。2019年1月1日以前に生まれた子猫に対して認められる。

●デボンレックス
アメリカンショートヘア−、ブリティッシュショートヘア−。
2013年5月1日以前に生まれた子猫に対して認められる。

●エキゾチック・・・・・・・・・ペルシャ

●ハバナブラウン・・・・・・・・詳細はCFAセントラルオフィスに問い合わせ。

●ジャバニーズ
バリニーズ、カラーポイントショートヘア−、サイアミーズ、オリエンタルロングヘア。
但し、オリエンタルロングヘアには一定の制限がある。詳細はCFAセントラルオフィスに問い合わせ。

●ラパーマ
ドメスティックなロングヘア−とショートヘア−の猫。
2010年1月1日以前に生まれた子猫に対して認められる。

●オシキャット
アビシニアン。2015年1月1日以前に生まれた子猫に対して認められる。

●オリエンタル
ショートヘアーディビジョン・・サイアミーズ、カラーポイントショートヘアー
ロングヘア−ディビジョン・・・サイアミーズ、カラーポイントショートヘア−、バリニーズ、ジャバニーズ

●ラガマフィン(CFA未公認)
ラグド−ル、ペルシャ。
2006年6月15日以前に生まれた子猫に対して認められる。

●スコティッシュフォールド・・・アメリカンショートヘア−、ブリティッシュショートヘア−

●セルカークレックス
ブリティッシュショートヘア−、ペルシャ、エキゾチック。2010年1月1日以後はブリティッシュショートヘア−のみ、2015年1月1日以後はセルカークレックス以外の猫とのアウトクロスは認められない。

●ソマリ・・・・・・・・・・・・アビシニアン

●スフィンクス
アメリカンショートヘア−、ドメスティック・ショートヘア−、及びドメスティック・スフィンクス。
2010年5月1日以前に生まれた子猫に対して認められる。